ストリーミングで音楽聴くことが主流となっている中、再熱しているアナログレコードブーム
最近になってアナログレコードに興味を持ったという人や実際にレコードプレイヤーを購入したという方も多いのではないでしょうか?
今回の記事ではそんなレコード初心者さん向けに向けたおすすめしたいジャズの名盤を紹介していきたいと思います
レコードで聴きたいjazz名盤10選
Saxophone Colossus
- 演奏者
- ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins) – テナーサックス
- トミー・フラナガン (Tommy Flanagan) – ピアノ
- ダグ・ワトキンス (Doug Watkins) – ダブルベース
- マックス・ローチ (Max Roach) – ドラム
- 主に使われている楽器
テナーサックス
- 特徴
ソニー・ロリンズはテナーサックスの演奏において卓越した技術を持っており、そのテクニカルな能力がアルバム全体で際立っています。彼の既成のアイディアにとらわれない豊かな音色や即興演奏のスキルが余すことなく収録された1枚。
Waltz for Debby
- 演奏者
- ビル・エヴァンス (Bill Evans) – ピアノ
- スコット・ラファロ (Scott LaFaro) – ダブルベース
- ポール・モチアン (Paul Motian) – ドラム
- 主に使われている楽器
ピアノ
- 特徴
“Waltz”(ワルツ)というタイトル通り、この楽曲は3拍子のワルツのリズムで演奏が進行されています。シンプルでありながら感情的に響く楽曲であり、ジャズバラードの傑作の一つとされています。エヴァンスのピアノが紡ぐ音楽の詩情は、多くのリスナーに感銘を与え続けています。
Kind of Blue
- 演奏者
- マイルス・デイヴィス (Miles Davis) – トランペット
- ジョン・コルトレーン (John Coltrane) – テナーサックス
- キャノンボール・アダレイ (Cannonball Adderley) – アルトサックス
- ビル・エヴァンス (Bill Evans) – ピアノ
- ポール・チェンバース (Paul Chambers) – ダブルベース
- ジミー・コブ (Jimmy Cobb) – ドラム
- 主に使われている楽器
トランペット
- 特徴
「Kind of Blue」は、アルバム全体が特定の音階(モード)に基づいて構成されており、既存の和声進行にとらわれないモード・ジャズの先駆けになった1枚と言われています。また、クール・ジャズのスタイルとしても知られているアルバムで、ゆったりとしたテンポ、柔らかい音色からなる静かで冷静な演奏が特徴。
Somethin’ Else
- 演奏者
- キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley) – アルトサックス
- マイルス・デイヴィス(Miles Davis) – トランペット
- ハンキー・コルヴェット(Hank Jones) – ピアノ
- サム・ジョーンズ(Sam Jones) – ダブルベース
- アート・ブレイキー(Art Blakey) – ドラム
- 主に使われている楽器
サックス
トランペット
- 特徴
テクニカルな演奏と確かな即興力で名を馳せたアルトサックスの名奏者アダレイ兄弟と先ほど紹介した「Kind of Blue」のトランペット奏者マイルス・デイヴィスのコラボアルバム。アダレイ兄弟の随所で見られる情熱的で自由な演奏とマイルス・デイヴィスの安定感と深みのあるトランペットの音色の魅力的な音楽的対話を感じられる1枚。
Cool Struttin
- 演奏者
- ソニー・クラーク (Sonny Clark) – ピアノ
- ジャッキー・マクリーン (Jackie McLean) – アルトサックス
- アート・ファーマー (Art Farmer) – トランペット
- ポール・チェンバース (Paul Chambers) – ダブルベース
- フィリー・ジョー・ジョーンズ (Philly Joe Jones) – ドラム
- 主に使われている楽器
ピアノ
トランペット
サックス
- 特徴
「Cool Struttin’」は、ソニー・クラークとその仲間たちによって演奏されたジャズアルバム。力強くリズミカルな演奏に、感情豊かなブルースの要素が取り入れられたジャズの一種であるハードバップの名盤として高く評価されています。そのスウィング感、ブルース感覚、そしてアーティストたちのテクニカルな腕前が、ジャズ愛好家にとって楽しい聴きどころとなっています。
With Clifford Brown
- 演奏者
- クリフォード・ブラウン (Clifford Brown) – トランペット
- マックス・ローチ (Max Roach) – ドラム
- ハロルド・ランド (Harold Land) – テナーサックス
- ジョージ・モラー (George Morrow) – ダブルベース
- リッチー・パウエル (Richie Powell) – ピアノ
- 主に使われている楽器
トランペット
ドラム
- 特徴
ジャズのトランペット奏者の中でも最高の一人と称されたクリフォード・ブラウンの卓越したトランペット演奏とジャズドラムの巨匠の一人とされるマックス・ローチの洗練されたダイナミックなドラム演奏が際立つ名盤。感情豊かなブルースからアップテンポの曲まで幅広い楽曲が収録されているのでさまざまな曲調を楽しんでみたいというジャズ初心者におすすめの1枚となっています。
We Get Request
- 演奏者
- オスカー・ピーターソン (Oscar Peterson) – ピアノ
- レイ・ブラウン (Ray Brown) – ダブルベース
- エド・サーナ (Ed Thigpen) – ドラム
- 主に使われている楽器
ピアノ
ベース
ドラム
- 特徴
ピーターソン、ブラウン、サーナのトリオの息の合った見事な一体感のある演奏が魅力的な一枚。彼らの間で行われる音楽の掛け合いは自然と聞く人の心を踊らせます。
また、アルバムのタイトルが示す通り、このアルバムはオーディエンスやファンからのリクエストに基づいて構成されています。これにより、様々なジャズの定番曲や人気曲が取り上げられ、多様な楽曲が収録されています。まさに、ジャズ初心者にピッタリのアルバムとなっています!
Cookin’
- 演奏者
- マイルス・デイヴィス (Miles Davis) – トランペット
- ジョン・コルトレーン (John Coltrane) – テナーサックス
- レッド・ガーランド (Red Garland) – ピアノ
- ポール・チェンバース (Paul Chambers) – ダブルベース
- フィリー・ジョー・ジョーンズ (Philly Joe Jones) – ドラム
- 主に使われている楽器
トランペット
ピアノ
ドラム
- 特徴
耳触りの良い美しい旋律の曲から力強いアップテンポの曲まで幅広く収録されている一枚。聴いている人が思わずどこか親しみを感じてしまうような優しく寄り添ってくれる楽曲から心躍る楽曲まで幅広いジャズの音楽を楽しむことができます。また、各楽器の名演奏者が集結し作成されたアルバムであり楽曲の中で繰り広げられる即興演奏は圧巻です。
Full House
- 演奏者
- ウェス・モンゴメリ (Wes Montgomery) – ギター
- ウィントン・ケリー (Wynton Kelly) – ピアノ
- ポール・チェンバース (Paul Chambers) – ダブルベース
- ジミー・コブ (Jimmy Cobb) – ドラム
- 主に使われている楽器
ギター
ベース
ドラム
- 特徴
ギター演奏の名奏者であるウェス・モンゴメリによるその独自かつ洗練されたギタースタイルの演奏が楽曲の随所で感じられる一枚。全体的にリズミカルで力強い印象の楽曲が収録されています。また、このアルバムはライブ録音となっているため会場の熱気とライブ録音ならではのダイナミックな演奏が楽しめます。
Charlie Parker With Strings
- 演奏者
- チャーリー・パーカー (Charlie Parker) – アルトサックス
- ストリングス・セクション – ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどの弦楽器
- 主に使われている楽器
サックス
ヴァイオリン
- 特徴
主な楽器がアルトサックスと弦楽器という珍しい組み合わせが特徴的なこの一枚。一見相性を疑うような組み合わせですが、ジャズの即興性とクラシック音楽の華やかさがうまく融合されています。
まとめ
今回はジャズ初心者におすすめのレコードを10枚厳選して紹介させていただきました
今回紹介させていただいたレコードはどれも名盤と呼ばれるものばかりでまさにジャズの入門としてはピッタリだと思います!
ぜひ自分のお気に入りの1枚を見つけてジャズの世界を楽しんでみてください!
この記事が皆様のレコード探しの参考になれば幸いです
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